乳幼児医療費助成制度(都道府県)の状況

乳幼児医療費助成制度は、全ての自治体で実施していますが、制度格差が大きいのが現状です。国による制度創設が必要です

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 <1> 都道府県段階の助成制度の詳細(2005年8月1日現在、保団連調べ )

  • 乳幼児医療無料化の実施主体は市区町村で、都道府県の補助を受けてさらに対象を広げている。
  • 都道府県の補助が広がれば、市区町村の補助も拡大する。
都道府県 対象年齢(0歳〜) 給付制限など 所得制限 自己負担金 助成方法 入院食事
外来 入院 現物給付 償還払い
北海道 未就 未就 児童手当法特例準拠 "(1)3歳未満、市町村民税非課税世帯現行通り 初診時一部負担金(医科580円歯科510円)のみ(2)上記以外一割負担(月額上限外来12.000 入院40.000)
青森 3歳 未就 児童扶養手当一部支給準用 ●(注C)
岩手 未就 未就 児童扶養手当(一部支給)法準用(国基準に80万円上乗せ) 通院 一医療機関あたりつき1.500円まで 入院 一医療機関月5.000円まで。ただし、3歳未満児及び市町村民税非課税は負担なし。
宮城 2歳 未就 老齢福祉年金準用 なし ●(注D)
秋田 未就 未就 児童扶養手当一部支給準用 入・外来とも月1000円を限度
山形 未就 未就 児童手当法特例準用 "所得税課税世帯は1回530円(月4回限度)、入院1日1,200円"
福島 未就 未就 児童手当法特例準用 "外来・入院とも月1,000円(1レセ毎)" ●(国保) ●(社保)
茨城 2歳 2歳 児童手当法特例準用(1人の場合393万円まで) 外来1日500円(月2回限度 1医療機関毎) ●(県内) ●(県外)
栃木 未就 未就 なし なし
群馬 2歳 4歳 なし なし
埼玉 3歳 未就 児童手当特例給付準拠(年収約738万円) "外来月1,000円、入院1日1,200円"
千葉 2歳 未就 (注@) なし 住民税所得割非課税世帯:なし。左記以外:通院1回200円、入院1日200円(いずれも月額上限なし)
東京 未就 未就 児童手当法準用 なし
神奈川 2歳 中卒 (注A) 児童手当法準用 なし ●(0歳) ●(1歳〜)
山梨 4歳 未就 なし 外来・入院とも1月700円(定額)
新潟 2歳 3歳 0歳以外は児童手当法特例給付準用 "1日530円(月4回限度)、入院1日1,200円" ○  ゼロ歳
富山 3歳 未就 なし "1日530円(月4回限度)、入院1日1,200円 *0歳児は現物給付" ●(0歳) ●(1歳〜3)
石川 3歳 未就 児童扶養手当法準用 月1000円
福井 2歳 2歳 入院・外来とも、3子以上いる場合は全子就学前まで なし なし
長野 3歳 未就 児童手当法準拠 外来・入院とも月300円(1レセプトごと)
岐阜 2歳 未就 なし なし ●(入院3歳〜未就)
静岡 未就 未就 入院3歳から日数制限(注B) 児童手当等準拠(第三子以降は所得制限なし) 通院1回500円(月4回まで)、入院1日500円
愛知 3歳 3歳 なし なし
三重 3歳 3歳 児童手当法特例給付準用+80万円 なし
滋賀 3歳 未就 第3子以上:入院は就学前まで対象 なし "外来月500円(1医療機関ごと)、入院1日1,000円(月14,000円限度)"
京都 未就 未就 なし "通院(0〜2歳)・入院は月200円。通院(3〜未就)は月8,000円(超えた額を償還)" ●(通院3〜未就)
大阪 2歳 未就 児童手当法特例給付準用 一医療機関あたり入・通院各500円/日(月二日限度)
兵庫 未就 未就 0歳はなし。1〜未就は児童手当法特例給付準用 入院:1割負担、外来:1医療機関700円・日(月1400円限度) 入院のみ 通院は5000円を超えた分を償還。
奈良 2歳 2歳 0〜2歳は児童手当法準用 外来500円・月、入院1000円・月(2週間未満の場合は500円)) ●(注E)
和歌山 2歳 未就 なし なし
鳥取 3歳 未就 なし 外来1回530円(月4回限度)、入院1日1200円
島根 2歳 未就 なし "0〜2歳:1医療機関当たり入院・外来合わせて月1,000円。3歳〜:入院1割負担(月上限15,000円)"
岡山 2歳 未就 児童手当法準用 "なし(社保は月72,300円を超える場合は、超える額を自己負担)"
広島 未就 未就 児童手当法本則給付・特例給付準用 "あり 通院一医療機関一日500円月4日2000円徴収限度(医療機関ごと)入院 一医療機関一日500円月14日7000円限度"
山口 未就 未就 "市町村民税所得割額以下 (82,300円まで)" なし
徳島 2歳 5歳 老齢福祉年金準用 なし ●(入院3歳〜5歳)
香川 5歳 5歳 児童手当法特例給付準用 なし
愛媛 2歳 未就 なし なし
高知 0歳 未就 なし なし
福岡 2歳 未就 なし 初診料、往診料のみ自己負担あり
佐賀 2歳 2歳 なし 外来、入院とも月300円(1レセプト毎)
長崎 2歳 5歳 なし "外来・入院とも1日800円(月1,600円限度)"
熊本 3歳 3歳 入院:3子以上いる場合は全子就学前まで 児童手当法準拠 "月3000円(市町村民税非課税世帯は、入院:2,040円、外来のみ1,020円)" 特別の定めはない
大分 2歳 未就 なし なし
宮崎 2歳 2歳 なし 外来、入院とも月300円(1レセプト毎)
鹿児島 5歳 5歳 歯科:0〜3歳のみ対象 なし 月3000円(市町村民税非課税世帯はなし)
沖縄 2歳 4歳 なし 外来:なし、入院:1日700円

  • 注1(千葉県) 3〜未就学児は入院7日以上。
  • 注2(神奈川県) 入院1日以上で他制度で救済されない場合。
  • 注3(静岡県) 3歳未満日数制限無し。3〜6歳は8日以上。
  • 注4(青森県) 現物給付は国保0歳、償還払は国保1歳以上と社保。
  • 注5(宮城県) 現物給付は国保、償還払は社保・組合国保。
  • 注6(奈良県) 自動償還払い

<凡例>

  • 対象年齢は満年齢を指します。(例:「2歳」とあるのは、0〜2歳児までです)
  • [給付制限]欄で制限対象が示されていない場合は入院・外来、医科・歯科の診療が対象となる。
  • 「自己負担金」を制度上老人保健法一部負担準拠としているのは、東京都、奈良県である(2002年10月以降)
  • 「入院食事」欄の○印:入院時食事療養費標準負担額(1日780円)を助成対象としているところ。

<2> 対象年齢、給付内容の都道府県格差

(1) 対象年齢の違い

(都道府県の格差:2004年1月1日現在 保団連調べ)

0歳児のみ
0〜1歳児
0〜2歳児
0〜3歳児
0〜4歳児
0〜5歳児
0〜未就学児
0〜中卒まで
通院
1
22
11
入院
27

(市区町村の格差:2002年4月1日現在 通院 厚生労働省発表)

0歳児のみ
1歳児
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児
未就学児
6歳以上
市区町村数
12
19
1233
491
142
376
875
93
0.4%
0.6%
38.0%
15.2%
4.4%
11.6%
27.0%
2.9%

(2) 給付内容の違い(都道府県の格差:2003年9月29日現在 保団連調べ)

所得制限(※1)
なし(23都道府県)
あり(24府県)
自己負担金(※2)
なし(19都府県)
あり(28道府県)
入院食事代(1日780円)
助成対象(21府県)
対象外(26都道府県)
助成方式(※3)
現物給付(31都府県)
償還制(23道府県)
  • (※1) 所得制限=一定所得以上の層を助成対象外とする。
  • (※2) 自己負担金=全額を助成せず、ある程度の額を窓口で徴収する仕組み(都道府県により、額は異なる)
  • (※3) 助成方式=現物給付は、窓口で支払不要。償還制は、窓口でいったん支払った上で、後日市区町村から償還を受ける制度
  • 注 助成方式は、対象者の年令や医療保険の種別等により2つの方式を使い分けているところがありため、総数が47にならない。

 

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